教育について思うことをつづってみたぞ
やさぐれ教師のひとりごと


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世論調査

今日のとある新聞のトップは
学力低下不安80%
教師の質不満60%
らしい
おれが教員をやる時代だから
教師の質が不満なのはまあいいとして
学力低下不安ってのはどういうことなのか
記事によれば
いわゆる「ゆとり教育」が問題らしい
そのほかにも教師の質
授業時間がたりない
そんなところが原因らしい
新聞社も世論調査大変でしたね
この調査で現在の教育の文句を言いたいのはよく分かった
しかし、問題がちょっとずれてるとおれは感じる
学力低下は確かに問題
やることが減れば減った分だけ学力は低下するだろう
調査対象である親は学力が低下すると何が問題かというと
中学、高校受験のときに大変だ
この一点だけだろう
はっきりいっていい大学でればいい会社に入って何とかなる
という時代でもないと思うが
保護者はそうは考えていない
(自分たちがそうだったからか?) ともかくゆとり教育なんてしてたらいいとこ行けんだろ
というのが彼らの理屈だろう
新聞社もそのところを書けばいいのに
国際学力調査だのなんだのいってるからぼんやりしちゃうんじゃないの?
文科省、保護者、マスコミ
なんかみんな考えてることがずれいる
保護者も子どもを塾に行かせて安心しているだけでいいの?
生徒見てると正解をだすことだけしか考えていない
そんな生徒が増えてきている気がするんだが
この話はまたあとでやりたいと思う
評価

先日新聞でこんな記事があった
「○○市中学校で5が4割」
要するに成績をつけるときに5段階の5をつけた生徒が
全体の4割もいたということだ
この記事ではこのことについてだいぶ批判的なコメントを寄せており
大学の教授のコメントなども載っていた

ここで問題となるのはなんなのか?
3年前学校の現場ではこれまでの評価を改めることになった
いわゆる相対評価から絶対評価になるということだ
以前は5段階の5と1は7%4と2は24%3は38%(だったと思う)
というように成績を取れる人数が決まっていた
つまりどんなにがんばっても全体の順位が下のほうなら
成績も下のほうになるということだ
これを改め教科ごとに基準を作りその基準を満たしていれば
成績に人数制限を設けないというのが絶対評価ということになる
だから5が4割だろうが10割だろうが別にいいんじゃないのかということになる
俺のような授業がへたくそな教員では無理だろうが
授業がめちゃめちゃうまくてクラスのみんなができてしまうような
授業をする先生だったら当然いい成績の生徒が増える
これが絶対評価だった…はず

それが…ねえ
いろんなところにミスがあるが
一番は県の教育委員会が絶対評価の基準を学校ごとに丸投げしたことだ
隣の学校でも基準が違うため
例えばうちの学校の基準だと3だけど隣の学校では同じくらいの奴が4になる
そんなこともおこるわけだ
そんなことが起こって困るのは中学ではなく高校らしい
受験のときに出す調査書が信憑性のないものなので困っちゃう
そんなとこだろう
俺らはべつに高校入試のために評価しているわけじゃないのに
そんなこといわれても…
どうせなら調査書は参考程度にして
全部学力試験にすればいいのに

この問題まだまだ続くだろう
教育委員会と学校の責任のなすりつけあい
どっちにしても絶対評価といっている限り5が何人いても仕方ないだろう
学習指導要領が変わるのかなあ
やれやれ

ピエロ

夏休みはいろんな研修がある
そこでいろんな話を聞いてくるが
数年前と今とでは話の内容が微妙に違うことがある
例えば
今の学習指導要領になりたてのころは
「支援」という言葉をいやというほど聞いた
生徒の学習活動に対して
教員は「支援」する存在なんだよと解釈している
(解釈が間違っていたらすまん)
今支援なんてことをいう偉い人はほとんどいない
詰め込み学習からの脱却ということで
始まったと思われる学習指導要領だが
そのために支援という言葉を使ったのだろう
だがうまくいかなかったのかねえ
ここ数年でたとえば
かげやま先生の100ます計算などが注目を集めている
いわゆる(間違った解釈の)
「ゆとり教育」がいかに支持されてなかったかが
見て取れる
今は支援という言葉ではなく
昔ながらの「指導」という言葉を使っている
教員は生徒を指導するという立場だ
しもじもの教員はがんばっているが
所詮は文科省の言われるままにやるしかないんだよなあ
指導要領が変わればそのとおりにせざるを得ない
偉い人の思うままに動かざるを得ないのは
なんとも気に喰わんが仕方ないことでもある
踊る大捜査線でいかりやが言っていた言葉
「正しいことがしたかったら偉くなれ」
これは公務員全般に言えることではなかろうか
まあえらくなるつもりはさらさらないが
部活2

夏の大会がもう少しではじまる
各部とも気合が入っているが
中にはまったくやる気のないやつらもいる
俺の部活に対する姿勢は
「やりたくない奴はやめちまえ」だ
だが現実はそんなふうにはいかない
曰く
「この子は部活やってないと外で何するか分からないから」
「教育の一環だから」
挙句の果てには
「生徒にはそれぞれ個性があるから」
ときたもんだ

それではそんな風にして一応部活に入っている奴を見て
他の部員はどう思うのか
他の部員に与える影響はどうなるのか
納得がいかんね

顧問としてやっているからには
大会で何とかいい成績を収めてほしい
(小学校では運動会で順位をつけないなんてことが
あるとかないとか…そんな奴がまじめに教育語ってたら
ぶん殴ってやりたいね)
そのためには一生懸命練習してほしいわけさ
もちろん個人差があるわけだから
全国をねらう奴もいれば
自分の目標を持っている奴もいるだろうさ
しかし基本は部活を一生懸命やることじゃないのか
それができない奴は家でのんびりしていいと思う

はっきり言おう
まじめにやらん奴を部活においては排除しちまえってことだ
普段の学校生活ではそういうやつらを何とか見ていかなきゃいかんと思うが
おれはそれを部活にまで持ち込みたくはない
だって部活ってボランティアだもん
仕事なら話は別だが
ボランティアだから

教員もただの人間だ
学校ができること

学校って何ができるんだろう?
まあ普通の(こういうしかないからこういわせてもらう)
生徒なら多少元気があっても学校で何とかできることはあると思うが
家庭の事情なんかがややこしい家ってどうしてもあるだろう
そんな時学校ができることって正直あんまりない気がする
もちろん投げやりになっているわけではないが
学校だけではできることって限界があるだろ
だって学校って警察でもなければ病院でもない
普通の生徒が普通に生活することを前提としているところじゃないかなあ

何かと事件が起こると
家庭、学校
この辺がやりだまにあげられがちだが
事件が起こるようなころにはもうどこもどうにもならない
状況になっている場合が少なくはない
もしくは本当に誰も気づかないときに突発的に起こることもある
それを「子供のサインを見逃している」
なんて無責任な発言はいい加減にしてほしい
だって正直子供のサインは分かりにくいよ
じゃあどうしたらいいのか?
すぐにはどうにもならんと思うぞ
いろんな事情を抱えた家庭をどうにかするシステムを
何とかしない限り
いろいろおこると思うが
俺も無責任だなあ…

遠く北関東から長崎へ

長崎の事件が大きな騒ぎとなっている
加害者がなにやらすごい扱われ方をされている
私も例のホームページを見たが
正直こんなものかという印象だ
結果だけ見たら非常に痛ましいが
カッターを持ってふりまわしたりする奴はどこにでもいるんじゃないかと思うぞ
言葉は悪いがどこででも起こりうる事件だと思う
マスコミはこういう事件が起こると原因やら何やらを探しすものだが
正直そんなものはないんじゃないかと思う
なんとなくやっちゃた
そんな感じじゃないか?
今の子がすべてそんな感じではないと思うが
そんな奴がいるということも事実だ
被害者にしてみたらたまったもんじゃないが
それほど大きな恨みなんかがあったとは思えん
(あくまで報道を受けてのことであることを断っておく)
それじゃあ今後どうすればこんなことがなくなるのか?
これはむずかしい
例えば池田小の事件なんかは学校の警備を何とかすれば回避できる
しかし学校の内部のものが
(しかも児童生徒が)起こす事件は
予防することはきわめて難しい
教員が四六時中見張っていることもできない
(仮に学校に今の3倍の教員がいても絶対に無理だろう)
カッターを持ってくるなというのも無理だろう
(実際使うもんね)
しかもいちいち持ち物検査なんてやってられんだろ
まあつまんないことだけど
道徳に訴えるしかないんじゃないのか
つまり
当たり前のことを当たり前にする
ダメなもんはダメってことだ
こんなことは学校ですることではないが
「人をカッターで切ってはいけません」
なんていわなくてはいけないってことじゃないか
家でもやってほしいけどね
携帯買い与えるのもいいけど
そのまえに家庭でやるべきことが山ほどあるだろ?

指導力不足教員

少し前になるが指導力不足教員ということでたくさんの教員がさまざまな処分を受けた。
県によっては初任者が懲戒などの処分を受けたところもあるらしい。
このような話を聞くたびに教員の信用がなくなっていくのだなあと感じる。
私の周りにはこのような処分を受けた教員はいないが受けてもいいんじゃないのかなあと思う人はいる。
その人は処分を受けていないわけで、
そう考えると処分を受けている人はよっぽどひどい状態なんだろうと考えられる。
まあ向かない人ももちろんいるわけで
そのような人は自分の能力の発揮できるところで仕事をしてもらいたい。
しかし、この指導力不足教員、いったいだれが決めているのか。
最終的には教育委員会だろうが、現場レベルということでいえば校長が判断しているのだろう。
一面的な判断にならないことを望む
一方認定された教員については正直もう現場には立たないほうがいいのではないかと思う
その教員に見てもらう保護者の立場になればそうなるだろう。

俺がそんな教員にならないようにがんばっていかなければならんな
先生とは−1

教員になって2年目であるが、教員について感じたことを書いておきたい。
教員は偉いものであるとはまったく思わない。世の中にあるたくさんの職業のひとつであると思っている。
しかし、世間だとか教員の中にはそう考えていない人が結構多いように思える。
世間の人が教員はそれなりの地位を持っていると考えているのはまだかまわないのだが、問題は教員の中にもそんな考え方があるということが私はすごく問題であると考える。
私は「先生」と呼ばれることがあまり好きではない。「先生」ってなんだか偉そうで名前負けしているように感じるからだ。もちろん教員の中にもすばらしい人がたくさんいる。私の勤務先の学校にも「先生」と呼ばれるのにふさわしい人は多い。生徒が「先生」と呼ぶのはまあ仕方のない部分もあるのではと思うからいいとしている。
しかし、「先生」と呼ばれていることによって悪い表現をすると勘違いしている教員も数多くいるように思われる。
自分は「先生」なんだからいいかと考えている教員は私の周りの狭い範囲でも意外といる。
自分の職業に誇りを持っていることはすばらしいことではあると考えるが、そのことと自分が偉いと感じることはまったく別のことである。
生徒にはこうあるべきだということを説いておきながら自分ではできていない教員は正直これでいいのかと感じる。生徒に言っていることくらいは教員はできて当たり前だし、自分にできないことを生徒に求めるのはまったく筋違いであると思う。
教員がもし別の企業などで働くとしたらまったく使い物にならない人もいるのではなかろうか。それは、教員の世界という特殊な世界ならではのことと考えられる。
それなのに狭い世界の中で教員は「先生」だから偉いんだ、などと思うべきではない。特別な人が教員になるわけではないのだ。
もう一度いおう。教員は特別な存在ではなく数ある職業のひとつであり、生徒はいわばお客さまなのだ。

生徒は怖い

生徒を前にすると怖いと思う。
別に生徒に何かされるとかという意味ではない。
初めて生徒の前に立って授業をしたとき40人くらいの生徒を前にこれは怖いなあと感じた。
それは、これだけの人の人生に多少なりとも影響を与えていくんだと思ったからだと思う。
調子が悪くって適当に授業をしたとき生徒は本当につまらなそうにしている。逆に生徒がものすごく食いつきのいいときもある。そんなときは決まってしっかり準備してきたときなのだ。(準備をすればいつもそういうわけではないが)
生徒はまだ子供だ。その分正直に反応してくれる。生徒の反応は自分を映す鏡みたいなものであるのかもしれない。 自分のありのままの姿が表れる。だから怖い。
自分がいかに未熟であるか、修行が足りないものであるか、自分に足りないこと、やるべきことが本当に素直に出てくる。それが生徒を前に仕事をしていくということだと思う。
あまりにはっきり出てくるのですごくへこんでしまうことは多い。その分勉強になると思う。
初めて担任を持ってもうすぐ1年。クラスはどんなふうに変わっていったのか。それがそのまま自分の1年であるといってもいいのではないか。あと1ヶ月生徒はどうなっているのやら。楽しみでもあるがやっぱり怖い。
一生修行だと思う。

部活

冬の部活は寒い
部活の時間はいったい何なんだろう
外を見ればテニス、サッカー、陸上部の生徒たちががんばっている。
体育館ではバレー、バスケなどががんばっている。
それぞれ顧問がついてやっているが、よく考えてみれば5時で勤務は終了のはずである
5時で終わる部活なんて存在しない
いったいどうなっているんだろう?
私は部活が好きだ。
できれば次の学校では自分の専門の部活を持ちたいと思っているが、今の部活も好きである。
だから別に5時を過ぎてもぜんぜんかまわないが中には納得いかない先生もいるのではないだろうか。
教員だってボランティアじゃないと思う。
でもそのことを言い出しにくい雰囲気があるのではなかろうか。
生徒のためという合言葉の下
(実際はそんなに言っていないが)自分を犠牲にするのはあんまり美徳ではないなあと思う。
私は教員は数ある職業のひとつであると考えている。
つまり、主張するべきことは主張するべきだろう。まあ無理だとは思うけど。
関係ないが私は生徒によく「仕事だからね」という
生徒がそのことについてどう考えているかはわからないが、ちゃんと給料をもらって働いているということはわかってもらいたいと思う。
なんだかんだいっても私は部活が好きだし、
別に5時を過ぎようが部活をやっているとは思うが…




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