| 田舎へ行きたい作者の激闘？の日々だ |
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| はじめに | |
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大学卒業後おれはとあるくそったれ会社に入社した 毎日が自己嫌悪との戦い 「辞めてえなあ」 毎日そんなことを考えていた （当時の同期は全員辞めたらしい…まあ同僚は面白い奴ばっかりでいまでも連絡を取ったりするんだが…） １年たたないうちに辞めて教員になった はじめはうまくいかなかった 例えば授業では挙動不審といわれたり そのうちそれなりにできるようになってきた 面白いと思って毎日過ごしている 生徒とはいろんなことはなしたり行事に燃えてみたり 時には怒ったり蹴っ飛ばしたり（もしかして暴力教師か？） 同僚にもめぐまれている 頼りになる先輩、怒ってくれる上司 そんなこんなで３年過ぎようとしている | |
| へき地 | |
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いわゆる田舎のことをへき地という おれは教員になるときにへき地誓約なんてのをさせられた つまりへき地はみんな行きたがらないから 若いうちに行っとけということだ 初任の人はみんなこの誓約をさせられ ５年以内にへき地に行く事になる ただ実際は採用した奴全員いけるわけもないので 関係ない人も多い もともと田舎に行きたかったおれは こいつを利用した へき地誓約してるんだから へき地行かせてよ という感じだ 初任者は３年以上５年で異動になるため 今年３年担任であと２年いるとキリが悪いから 今年出るのがいいのでは と校長に交渉した さて、どうなるのか | |
| まじですか？ | |
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先日校長と話す機会があって ちょっと聞いてみた 「いつごろ転任って決まるんですかね？」 そしたら校長いわく 「３月の後半に内示があるからそれまではわからんね」 ということだ ってことはもし次の学校に通勤するのに 引っ越す必要がある場合 ５日程度でやれってこと？ おいおいそりゃ無理だろ ゴールデンウィークまで引っ越すなってことか？ | |
| あやしい雰囲気 | |
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最近思うこと ぼちぼち来年のことを校長がいうようになってきた 英語がでそうとか 職員が減りそうとか しかし しかしだ おれのことはなんもなし ２学期にさんざんいっていたはずだが 県のおえら方のなかでは大体決まっているはず 校長もなんとなく知っているのではと思うが おれの来年は もしかして なんもなし？ | |
| ダメか | |
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先日校長に呼ばれて話を聞いた ついに異動の話か とおもいきや 来年も今の職場でやってくれとのこと おいおい 秋ごろ飲み会の席でおれがへき地にいくって言ってたじゃんかよ 周りの先生も俺がへき地でキャベツ農家の娘を嫁にもらうって 信じているんだが… まあ今の職場も嫌いじゃないしかまわんが へき地行きたかったなあ 校長いわく へき地のほうからの希望がなかったから今回は うちの市からへき地に行く奴はいないとのこと 人事ってそんな風に決まるの？ ちょいと納得いかん しかしうちの校長力ないな ひとのことなんてどうでもいいんだろうなあ まあもうしばらくがんばりますよ ってことで「イナカキョウシヘノミチ」第１章はここまで | |
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